療育的な運動支援と学習サポートのこどもプラスつくば教室です。
ADHDの子どもと聞くと、授業中に歩き回ったり
友達にすぐ手を出したり、言うことを聞かない
わんぱくな子どもをイメージする人が多いと思います。
しかし、そうした多動性や衝動性の目立たない
不注意優勢型のタイプの子もいます。
特に女の子ではこのタイプが多く、
気付かれないまま大人になるというケースも多くあります。
症状が目立たないから支援は必要ないのかと言うと
そうではなく、やはり生活の中で困難さを感じていることが
多いので、早い時期から支援していくことが大切です。
今日は、こどもプラスの放課後等デイサービスで
提供している運動療育プログラムから
「横跳びカップタッチ」をご紹介します。
赤、緑、黄色など複数の色のカップを2列に間を空けて並べ、
両足をくっつけて跳ぶカンガルージャンプで、
カップをタッチしながら進んでいきます。
この遊びでは、斜めジャンプでジグザグに進むのではなく、
真横にジャンプすることができるようにします。
スムーズな横ジャンプをするためには、腕振りを
連動させることがポイントになります。
カップをタッチすることばかりに気をとられていると
ジャンプがおろそかになってしまうので、
まずは腕振りジャンプだけの練習をします。
慣れてきたら、タッチするカップの色を
「ほうれん草の色」や「赤と緑だけ」、「赤→黄色→緑の順に」
などと指示していきます。
指示の出し方だけでも難易度調整が幅広くできるので、
1人1人に合わせて行なうことができます。
楽しく体を動かすことができるように、
子ども達の好きなことや興味のあることに合わせて
工夫した療育活動をしていきたいと思います。