療育的な運動支援と学習サポートのこどもプラスつくば教室です。
発達障害の子ども達は耳からの情報収集が苦手な傾向があります。
聴力に問題があるわけではなく、
言葉の意味がわからないわけでもないのですが、
言われた言葉を聞きとって理解することが難しいのです。
そのために、集団の中で先生の話を聞き取って
行動することが苦手で、1人だけ違う行動をしていたりします。
ただ、目からの情報収集は得意なことが多いので、
反対に大人が驚かされるようなこともあります。
どちらにしても、危険のある時などは確実に指示が
通らないと困ることがあるので、
子どもにあわせた方法で少しずつ理解を促していきます。
こどもプラスの放課後等デイサービスで提供している
運動療育プログラムの中から
「イメージカンガルーカップタッチ」をご紹介します。
まず、赤・青・黄・緑など複数の色のカップを、
間を空けてランダムに並べておきます。
子どもは、両足を閉じたままジャンプするカンガルーの動きで、
指導者に指示された色のカップをタッチしていきます。
色の指示は、最初は「赤」「緑と黄色」など
直接色を伝えますが、慣れてきたら「葉っぱの色」や
「郵便ポスト」「「バ」から始まる黄色い食べ物」のように
一度頭の中で考える要素を入れます。
さらに慣れてきたら、指示された色をタッチするのではなく、
自分でタッチする色を決めて、タッチする時にその色の物を
言うようにしたりしていきます。
1人1人に合ったいろいろな運動あそびを取り入れ、
理解力やイメージ力、判断力、記憶力など
生活に必要な多くの力の発達を促していきたいと思います。