療育的な運動支援と学習サポートのこどもプラスつくば教室です。
ASD(自閉症スペクトラム)の子ども達は、何かしらの
感覚過敏の症状を併せもつことが多く、他の人にとっては
何気ない環境でも、彼らにとっては耐え難い苦痛の場所である
ということも少なくありません。
私達の身の回りには、いつも音、映像、匂いなどの情報が
氾濫していて、それを自分で選択したり調整したりすることが
苦手なので、周囲が助けてあげる必要があります。
子ども達が安心して日常生活を送れるように、
私達も精一杯支援していきたいと思います。
今日は、こどもプラスの放課後等デイサービスで提供している
運動療育プログラムから「予測じゃんけん」をご紹介します。
子ども達と向かい合って座り、最初にグーチョキパーの手を確認します。
「グーに勝つのは?」「チョキに勝つのは?「パーに勝つのは?」と
子ども達と一緒にしっかり確認しておきます。
そしたらじゃんけんを始めますが、
「先生はグーを出します。みんなは先生に勝つ手を出してね!」と
こちらが出す手を先に伝えてからじゃんけんをします。
この「グーに勝つのは・・」と考える時、脳が働いています。
何度か繰り返し、勝つことがスムーズにできるようになったら、
次は負けることにも挑戦してみます。
負ける方が難しいので、確認しながらゆっくり行ない、
負けることに抵抗がある場合は無理強いはしません。
あくまでも楽しく参加できることが大切なので、
それぞれに合った方法で少しずつステップアップを目指します。
子ども達にとって居心地の良い安心できる場所になるように
心がけていきたいと思います。