療育的な運動支援と学習サポートのこどもプラスつくば教室です。
ASD(自閉症スペクトラム)の子ども達の記憶力は特徴的です。
例えば、短期記憶には弱くてついさっき言ったことは
忘れてしまうことがほとんどなのに、
何年も前のことを昨日のことのようにはっきりと覚えていて
話をしたり、一度見ただけの建物や車の絵を細部まで
正確に書き上げたりします。
この長期記憶の良さは良い方向に伸ばしていけば
才能として活かせるのはもちろんですが、
本人にとっては辛いこともたくさんあります。
それは過去の悲しい記憶や恐怖の記憶など、辛いことも
いつまでも鮮明に記憶してしまうことです。
子ども達のこうした不安やつらさを少しでも軽減し、
安心して生活ができるようにサポートしていきたいと思います。
今日は、こどもプラスの放課後等デイサービスで提供している
運動療育プログラムから「ジグザグスキップ」をご紹介します。
縄やテープでジグザグコースを作り、その中をスキップで進みます。
ジグザグのコースをしっかり視覚で捉えながら、
腕を振るタイミングとジャンプのタイミングを合わせて
一定のリズムで進む動きなので、とても頭を使う難しい動きです。
左右に方向転換をする時には、曲がる方向を事前に予測して
タイミングよく体をひねり、
上半身の動きに連動して下半身を動かします。
スキップではこれを片足の状態で行なうことになるので、
体を器用に動かす巧緻性を強く育てることにつながります。
スキップ自体がスムーズにできないと難しいので、
スキップ遊びが十分に上達してから取り入れ、
無理なく取り組めることを大事にして、
楽しく体を動かしていきたいと思います。