療育的な運動支援と学習サポートのこどもプラスつくば教室です。
ASD(自閉症スペクトラム)の代表的な特徴は、
社会性の障害、コミュニケーションの障害、想像力の障害(こだわり)
ですが、知的障害を伴うことが多かったり、
知的な遅れはなくても言葉の発達に遅れがあったりと、
それぞれに困難さがあります。
特に対人関係の難しさは、成長とともに大きな悩みになってきます。
早期の対応がとても大切なので、一人一人に合わせて
少しずつスキルアップを目指していきましょう。
今日は、こどもプラスの放課後等デイサービスで提供している
運動療育プログラムから「サルの玉乗り」をご紹介します。
鉄棒を逆手に握り、肘を曲げた状態でぶら下がります。
鉄棒の下にはマットを敷いてボールを置いておき、
子どもは鉄棒にぶら下がったらそのボールの上に5秒ほど乗ります。
ボールに勢い良く跳び乗ったり、肘を伸ばして全体重をボールに
乗せるのではなく、あくまでも腕に力を入れてぶら下がった状態で、
体重をコントロールしながら乗れるようにします。
体重をコントロールしてボールに乗るためには、
肘を曲げて腕に力を入れることがポイントになります。
肘が伸びているとコントロールができません。
また、足の指先や膝を使って力の入れ加減を調整することも
必要で、それによって腹筋も養われます。
慣れてきたらそのままボールを足で挟んで持ち上げてみたり、
ボールを投げてみたりしながら、
少しずつ動きを発展させていくと、最終的に逆上がりの
達成につながっていきます。
遊びながら力をつけ、スムーズな技術習得で自信もつけながら
活動を進めていきたいと思います。