療育的な運動支援と学習サポートのこどもプラスつくば教室です。
ASD(自閉症スペクトラム)の子ども達には
視野が狭いという特徴があり、個人差はありますが
周りがよく見えていないことがあります。
そのため、下にある物に気付かずよくつまづいたり、
壁や人にぶつかりやすい、後ろから急に近づくと驚く、
遠くの物に注意を向かせることが難しい、
ということがあります。
怪我をしないように配慮をしたり、気付きやすい工夫をし、
少しずつ視野を広げるトレーニングも取り入れながら、
子ども達をサポートしていきたいと思います。
こどもプラスの放課後等デイサービスで提供している
運動療育プログラムから「電車クマさん」をご紹介します。
床にビニールテープなどで線路に見立てた2本の線を引きます。
子どもは、四つんばいから膝とお尻を上げたクマの姿勢で
線路の上に乗り、線路から落ちないように歩いていきます。
右の手足は右の線の上、左の手足は左の線の上です。
線路から落ちないように歩くことで、バランス力が身につき、
足は見えない位置で動かすので、
空間認知力やボディイメージを高めることにつながります。
足は見えない位置で動かすことで線から落ちやすいので、
最初に見本を見せ、ゆっくりで良いので線路から落ちないように
慎重に歩くことを伝えます。
線の上を歩くには集中力や抑制力も必要になるので、
難易度調整や環境調整をしながら、1人1人が達成感、成功体験を
たくさん感じることができるようにしていきます。