療育的な運動支援と学習サポートのこどもプラスつくば教室です。
「ワーキングメモリ」とは脳の一時記憶の能力で、
作業や思考の途中に必要な情報を一時的に記憶に留めておき、
その情報を必要に応じて選択して処理をする働きです。
発達障害の子ども達はこのワーキングメモリの能力が
弱いといわれています。
ワーキングメモリは日常生活の中の会話・勉強・家事・仕事など
あらゆる作業において必要になります。
この能力を高めることで発達障害の症状をなくすことは
できませんが、症状を軽減し改善していくことは可能です。
私達こどもプラスの放課後等デイサービスでは
1人1人の特性に合わせて療育を提供し、
発達障害特性による困難を軽減し生活のしやすさを目指します。
教室で提供している運動療育プログラムの中から
「並びゲーム」をご紹介します。
子ども達は、指導者が指示をした通りに並びます。
例えば、カラー帽子をかぶって色分けをしておき、
「赤い帽子の人は跳び箱の前、白い帽子の人は鉄棒の前に並びましょう」
と指示を出すので、子ども達は素早く移動して並びます。
他にも、壁に絵カードやイラスト、写真を貼っておいたり、
カラーコーンや人物などいろいろな物を使って
様々な条件やキーワードで指定していきます。
最初から複雑な指示ではなく、わかりやすい単純なものから始めて
少しずつ条件を増やしたり、伝え方を工夫しながら、
子ども達の語彙力や判断力、記憶力、気付く力を育てていきます。
またこの遊びでは、発達障害の子ども達が苦手な並ぶことの
練習にもなります。
前の人との距離を保ったり、1列や2列で並んで動かないことなど
遊びながら少しずつ身に付けていきたいと思います。