療育的な運動支援と学習サポートのこどもプラスつくば教室です。
ADHDなど発達障害のある子ども達は、その特性によって学校の
授業に集中しにくく、よそ見、ボーっとしている、
話を聞いていない、落ち着きがないといった様子が多く見られます。
子ども達が集中して授業に取り組めるように、
壁の掲示物をなくしたり、目につきやすい場所には目隠しをしたり、
教室の環境を整えてもらったり、余計な情報が目や耳から
入りにくいように席替えをしてもらうなどの対策も大切です。
学校の先生とうまく連携を取りながら、家庭と学校の両方で
サポートしていき、学校以外に放課後等デイサービスでの療育活動も
子ども達の能力を効率的に高め、良い方向に導いていくためには
とても大切になります。
私達の教室でも、1人1人の持っている力を最大限に引き伸ばせるよう
子どもの得意や苦手、興味、気持ちに寄り添いながら
個々に応じた支援をしています。
今日は、教室で提供している運動療育プログラムの中から
「クモの巣渡り」をご紹介します。
2本の縄を床から15センチほどの高さに設置します。
縄の外側に縄と並行に立ち、2本の縄の間に両手をついて
両足で横方向にジャンプし、縄を跳び越します。
ポイントは、両手は肩幅くらいに開いて手の指を伸ばし、
手が縄と並行になるようにつくことと、
目線を手ではなく着地点に向けておくことです。
着地点は、わかりやすいように印をつけておきます。
この遊びは側転につながる動きなので
足を高く上げて跳べることが目標ですが、
最初のうちは足を高く上げられなくても横ジャンプができればOKです。
慣れてきたら少しずつ着地点を遠くにしたり、
縄の高さを少し上げながら上達を目指します。
達成感が感じられるようにいろいろな工夫を加えながら
子ども達が楽しめることを一番にして、取り入れるようにしています。