療育的な運動支援と学習サポートのこどもプラスつくば教室です。
ワーキングメモリは短期記憶や作業記憶と呼ばれるもので、
「脳のメモ帳」や「記憶のお盆」とも呼ばれています。
ADHDではこのワーキングメモリの容量が少ないとされていて、
さらに外部からの刺激に全て反応してしまうため、
覚えておくべき記憶がどんどんお盆から抜け落ちて
いってしまいます。
これは本人がいくら忘れないように努力しても
それだけでは難しいので、やるべきことはメモしておいたり
やるべきことをリスト化、マニュアル化する、
必要に応じて声掛けするなど個々への支援が大切になります。
こどもプラスの放課後等デイサービスの教室でも、
子ども達が自信や自己肯定感を下げてしまわないように
そして生活がしやすくなるように支援をしていきたいと思います。
今日は教室で提供している運動療育プログラムから
「コウモリで積み木積み」をご紹介します。
まずは鉄棒で逆さまにぶら下がる「コウモリ」に変身します。
そして足に力を入れてしっかりと固定したら、両手を離して
鉄棒の下に置いてある積み木を積んで遊びます。
「赤い積み木を3つ」や「四角い積み木の上に三角の積み木」
など、積み木の積み方は指導者が指示を出します。
指示の出し方や積み木を置く位置などで幅広く難易度調整が
できるので、1人1人に合わせて提供していきます。
また、得意な子でもあまり長い時間逆さまになっていると危ないので、
10秒~長くても20秒くらいで交代するようにします。
この遊びでは主に背筋を伸ばす筋肉を使うので
体幹の筋力が強く育ちます。
こうした遊びで育てていくことで日常生活での良い姿勢の保持や
動作の向上などにつながっていくので、
1人1人に合わせて発達を促していきたいと思います。