療育的な運動支援と学習サポートのこどもプラスつくば教室です。
私達の脳の中にはニューロンというものがたくさんあり、
ここから出る神経伝達物質によって情報を次々に伝えたり
記憶をしたりしています。
発達障害の人の脳では、いくつかの神経伝達物質がうまく働かず、
この情報伝達がうまくいかないといわれています。
そしてこの情報伝達は全身に広がっているので、
脳と全身をつなぐネットワークがうまくいかないことになり、
多くの人と見方・感じ方が違ったり
得意なことと苦手なことの差が大きかったりということが起こります。
それによって発達障害特性を持つ子ども達は
とても多くの困り事を抱えてしまっているので、
周囲の人がそのことを理解してくれていることだけでも
とても大きな意味を持ちます。
私達こどもプラスの放課後等デイサービスの教室では、
発達障害やその傾向を持つお子さんを、しっかりと支援サポートして
いきたいと思います。
今日は、こどもプラスの教室で提供している運動療育プログラムから
「平均台の上から魚釣り」をご紹介します。
魚釣りに使う魚と釣竿は、事前に作って用意しておきます。
魚には磁石や洗濯ばさみなどを付けて、竿で釣れるようにしておき、
平均台の周りにばらまきます。
そして、1人ずつ平均台の上から釣竿を垂らして魚釣りをします。
平均台から落ちないようにバランスをとりながら
うまく魚釣りをするには、魚と釣竿との距離を測る空間認知力と
腕から指先までの連動が大事になります。
また、姿勢を保持しなければいけないので、
つま先の踏ん張り力やバランス力、そして集中力が強く養われます。
最初は立ったままで行ないますが、慣れてきたらしゃがんだ姿勢で
行ない、魚の位置も平均台から少しずつ離して難易度を
上げて挑戦していきます。
1人1人に合わせて調整しながら遊びを発展させ、
少しずつ自分のペースでステップアップを目指していくことを
大切にしたいと思います。