療育的な運動支援と学習サポートのこどもプラスつくば教室です。
発達障害を持つ人達にとっては、多くの人達にとっての「当たり前」が
当たり前ではないということがたくさんあります。
例えば、いわゆる「暗黙のルール」と言われるものは、
他の子ども達は日常生活の中で自然と学び
身に付けていくことができますが、
ASD(自閉症スペクトラム)の特性のある人にとっては
理解が難しく、1つ1つ丁寧に繰り返し教えていく必要があります。
暗黙のルールがわからないと、トラブルの元になったり
良好な対人関係を築くのが難しくなるので、
個々に合った方法でスムーズな生活につながるように
支援をしていきたいと思います。
今日は、こどもプラスの放課後等デイサービスで提供している
運動療育プログラムから「表情当てゲーム」をご紹介します。
まずは子ども達と一緒に、喜怒哀楽の様々な表情を作って遊びます。
「怒った顔」「嬉しい顔」「悲しい顔」など
いろいろなバリエーションを見せながら確認していきます。
慣れてきたら、指導者が顔を作り、それがどんな表情なのかを
当てるゲームをしてみます。
表情だけでなく、動作を加えてみたりもします。
さらに、「お腹が痛い時の顔」や「おもちゃを買ってもらった時の顔」
など、いろいろなキーワード、シチュエーションを使って
子ども達の記憶力やイメージ力なども育てていきます。
社会生活の中で、相手の表情を感じる力はとても重要になるので、
日々のこうした遊びの中で少しずつ確実に育てていき、
子ども達が安心してスムーズに生活していけるように
考えていきたいと思います。