療育的な運動支援と学習サポートのこどもプラスつくば教室です。
発達障害の中でもASD(自閉症スペクトラム)の特性を持つ
子ども達への声掛けや指示では、少し気をつけるポイントがあります。
まずは具体的に端的であること、そして肯定的であることです。
例えば
「服がだらしないからちゃんとしなさい」
→「シャツのボタンを留めます」「シャツをズボンに入れましょう」
「走っちゃダメ!」
→「歩きます」
というように、言い換えるだけで子どもに伝わりやすくなるので
スムーズに行動することができます。
こどもプラスの教室でも、いつも子どもの立場に立って
サポートをしていきたいと思います。
今日はこどもプラスの放課後等デイサービスで提供している
運動療育プログラムの中から「回転大縄跳び」をご紹介します。
子どもは大縄跳びの中に入って、その場で回転しながら
大縄跳びをします。
同じ場所で連続ジャンプをするのがポイントです。
ゆっくりで良いので、腕を振りながら一定のリズムで
連続ジャンプができるように練習してみてください。
最初のうちは難しい子も多いので、回し手が子どものジャンプに
合わせて縄を回してあげるようにします。
また、最初から大きく回転しながらジャンプをするのは難しいので、
少しずつ回りながらジャンプができれば良いです。
慣れてきたら45度、90度、180度といったように
少しずつ回転する角度を大きくしながらジャンプしてみます。
この回転しながらジャンプをする動きでは、跳びながら上半身を
ひねる必要があり、着地でバランスを崩しやすくなります。
そのため、体幹や足の指先の踏ん張る力などのバランスをとる力が
強く育つ遊びです。
1人1人の発達段階や運動能力、その日の様子などによっても
遊びを変えていきながら、より効果的に力を引き出し
伸ばしていきたいと思います。