療育的な運動支援と学習サポートのこどもプラスつくば教室です。
障害とまではいかなくても、人は誰でも苦手なことがあります。
暗記が苦手だったり、地図が読めなかったり、
人付き合いが苦手、新しいことが苦手など
少なからず発達の偏りやアンバランスさはあるものです。
こうした偏りが極端に大きく、生活面や学習面で多くの困り事、
そして生き辛さを感じているのが発達障害の人達です。
発達障害ではない人の場合は、苦手な部分も繰り返しやったり
努力することである程度克服できることが多いですが、
発達障害による苦手は、本人の努力だけで乗り越えられるものではありません。
周囲の人の理解と支援で、少しずつでも確実に力を伸ばすことができます。
また、得意なことでは周囲が驚くほどの才能を発揮することも
あるので、その子の苦手だけでなく得意なことや
興味のあることにもしっかり目を向けながら
支援サポートしていくことを大事にしたいと思います。
今日はこどもプラスの放課後等デイサービスで提供している
運動療育プログラムから「線路グーパー」をご紹介します。
床にテープや縄などを使って2本の線を引き、線路を作ります。
この線路を「グーパー跳び」で渡っていきます。
線路の中は、腕を曲げて両手を胸にくっつけ、足を閉じた「グー」の姿勢、
線路の外は両手両足を横に大きく広げて伸ばした「パー」の
姿勢でジャンプしながら進んでいきます。
線路をよく見て踏まないように気をつけながら、
はっきりと大きな動作でグーパー跳びができるようにします。
グーパー跳び自体が不安定だと、考えることに精一杯で
スムーズに前に進めなかったり、慌ててしまってグーパーの動きが
おろそかになってしまいます。
その場合は、まずはグーパー跳びの上達が大事になるので、
足だけで行なったり、指導者が子どもと向かい合った位置に立ち、
鏡のように動きを示してあげたりしながら、
少しずつ上達を目指せるようにします。
運動でも学習でも、1人1人のペースに合わせてスモールステップで
進めていくことで成功体験を増やし、自信につなげていけるので
まずは今の段階、得意なこと、苦手なことを把握し、
その子の特性に合わせた関わりで成長発達を促していきたいと思います。