療育的な運動支援と学習サポートのこどもプラスつくば教室です。
ダウン症は、染色体異常による疾患で700~800人に1人くらいの
割合で出生するとされています。
ダウン症児は全般的に発達がゆっくりで、知的発達の遅れも見られます。
また、視覚障害や心臓のトラブルなど合併症が多く、
筋肉量の少なさや関節の弱さなどもあることで
運動は苦手な子が多いです。
そこで、日常生活に必要な基礎筋力や体力、運動能力を養い
肥満を防ぐなどのためにも、運動あそびが最適です。
こどもプラスで提供する運動療育プログラムは、
1人1人の段階に合ったものを提供することができるので
運動が苦手な子でも無理なく行なうことができます。
今日は、こどもプラスの放課後等デイサービスで提供している
運動療育プログラムから「つま先歩き」をご紹介します。
積み木やカプラを床に間を空けながら設置し、コースを作ります。
子ども達は裸足になり、つま先歩きでこのコースを進んでいきますが、
置いてある障害物に当たらないようにまたぎながら進みます。
ゆっくりで良いので、正確に歩くことがポイントです。
つま先に体重を乗せてバランスをとるということは、
姿勢を保ったり、速く走ることのためにもとても重要ですが、
今の子ども達は日常生活の中でこの力を使わなくなっています。
スムーズににできるようになってきたら、
頭上に障害物を作って当たらないように避けながら進んだり、
指導者が新聞紙などで作った剣を持って、子どもの頭の上を
スイングさせたりしても楽しめるので、
継続的に取り組めるように工夫しながら提供していきたいと思います。