療育的な運動支援と学習サポートのこどもプラスつくば教室です。
発達障害の1つ、LD(学習障害)ではいくつかのタイプがありますが、
苦手とする一部の分野だけに困難があります。
例えば、他の教科ではまったく問題が見られないのに
算数だけ極端に苦手だったり、
字を読むのが苦手で音読や書き取りが苦手だったり、
その子によって症状の現れ方が違います。
また、その状態にも個人差がかなりあり
他の障害と合併していることも多いので、
1人1人の得意と苦手、持っている特性などを
しっかりと把握し、決め細やかな対応をしていく必要があります。
子ども達が、学習面だけでなく将来につながる力を
しっかりと身に付けていけるように
教室では丁寧なサポートをしていきたいと思います。
今日は、こどもプラスの放課後等デイサービスで提供している
運動療育プログラムから「色別ウシガエル」をご紹介します。
床に線路のように2本の線を引き、線の中には赤いテープで
印をつけます。線の外側には青いテープで印をつけます。
そして、手は赤につく、足は青につくというルールを最初に
しっかりと伝え、手→足→手→足の順番に動かしながら
前に進んでいきます。
色によって手足をつく位置を覚えておく記憶力と、
次の色を探して判断するという動作を素早く行なうことで、
考えながら動く力が養われます。
さらにステップアップする時は、赤と青をランダムにしたり、
印の間隔を広くしたり狭くしたりする、
直線コースだけではなくジグザグコースにしたりします。
この遊びの目的はスピードを競うことではなく、
見て判断する力や体を器用に動かす力を養うことです。
子ども達はついスピードを競いたくなることも多いですが、
そうではない楽しさも感じてもらえるように
たくさん工夫をしながら提供していきたいと思います。