療育的な運動支援と学習サポートのこどもプラスつくば教室です。
発達障害の子ども達は、その特性から様々な問題行動と
呼ばれる行動が多くなります。
授業中に教室から飛び出してしまったり、
全体活動の時に自由な行動をしていたり、
友達にすぐ手が出たり頻繁にかんしゃくを起こしたり、
様々です。
しかし、子ども達にはこのような行動をしてしまう
原因や背景が必ずあります。
大事なのは、子どもが問題行動を起こしてから
対応をするのではなく、事前に防ぐということです。
子どもは問題行動の度に失敗経験を繰り返すことになり、
自信をなくしていってしまうので、
まずは問題行動を起こさないように事前に調整や配慮をし、
その上で少しずつルールを学んだり
集団生活で必要なスキルを身に付けていけるように
促していくことが大切です。
教室でも、子ども達が安心してスムーズな生活が
送れるように療育支援を提供していきたいと思います。
今日は、こどもプラスの放課後等デイサービスの教室で
提供している運動療育プログラムから
「スキップでだるまさんがころんだ」をご紹介します。
「だるまさんがころんだ」をスキップで行います。
指導者が鬼になり、子ども達は鬼の「だるまさんがころんだ」
の声に合わせてスキップで進みます。
声が止まったら体を静止させなければいけませんが、
スキップの大きな動きから静止するには
少し時間がかかるので、鬼の声に合わせて体の動きを
計算し、調整することが必要になります。
これによって体のコントロール力や地面と足との距離感を
把握する空間認知力、相手(鬼)の声を聞いて
動きを合わせる社会性も強く養われます。
また、速く進みたくてもそれを我慢して
スキップを維持することで抑制力や集中力も育ちます。
子ども達に合わせて臨機応変にルールを作りながら
楽しく運動あそびを行ない、より効果的な療育活動に
なるように工夫していきたいと思います。