療育的な運動支援と学習サポートのこどもプラスつくば教室です。
私たちの教室では運動療育を主軸として療育活動を
行なっていますが、ただ体を動かして体力や筋力を
つけるだけが目的ではありません。
楽しく体を動かすことで効果的に脳機能を高めたり、
運動によって高まった集中力や記憶力を
学習にうまくつなげて効率性を高めたりすることができます。
また、遊びながら社会性・コミュニケーション能力・想像力・
空間認知力・リズム感なども育てられ、
総合的なスキルアップが目指せます。
そして何よりも、1人1人の発達段階や特性に合わせて
運動あそびを提供できるので、無理なく補いたい力を
身に付けていくことができます。
それは失敗経験を少なくして成功体験を増やすことにも
つながるので、子ども達が自信をつけ自己肯定感を
高めることにもなります。
自信や自己肯定感は、子ども達がこれから生きていく上で
必要不可欠なものなので、とても大事にしています。
今日は、こどもプラスの放課後等デイサービスの教室で
提供している運動療育プログラムの中から
「しゃがみカニ歩き+障害物」をご紹介します。
子どもは平均台の上に横向きに乗り、足を開いてしゃがむ
カニのポーズで横歩きしていきます。
両手はカニのように顔の横でチョキにして固定し、
足はつま先立ちで歩くようにします。
平均台の途中に、縄やスリッパなどの障害物が置いてあるので、
当たらないようにまたいで避けて進みます。
障害物をまたぐ時は足を高く上げなければいけないので、
転ばないようにバランスを保つ筋力やバランス感覚が
強く必要になります。
まずはあまり高さのない障害物から始めていきます。
しゃがんだ姿勢で横歩きをするのは、体の稼動箇所が
制限されるので意外と難しい動きです。
さらに、バランスをとるための腕は顔の横で固定しているので
よりバランスがとりにくい状態です。
この遊びを行なっていくと、全身の筋力調整能力も向上します。
全身の筋力調整力が育つと、集団生活などで人の話を
聞く時に、背すじを伸ばした良い姿勢を保つことが
できるようになってきます。
このように、遊びを通して日常生活に役立つ様々な力を
育てていきたいと思います。