療育的な運動支援と学習サポートのこどもプラスつくば教室です。
私たちは社会の中で生きていて、いつも自分主導で
生きていくことはできません。
時間で動かなければいけなかったり、
やりたいことばかりでなくやるべきことや
守るべきことがあったり、
他の人と合わせなければいけないことがたくさんあります。
また、何かに邪魔をされたり、友達が同調してくれなかったり、
自分の思い通りにいかないことだらけの中で
うまく折り合いをつけながら臨機応変に
生きていくことが必要になります。
なので、ある程度基本的な力が身に付いたら
ルールのある集団遊びなどを療育でも取りいれ、
こうした力をしっかりと育んでいくことが大切です。
もちろん1人1人の段階や特性があるので、
その子にとって必要な力を見極めながら
無理なく効果的な療育を行なっていきたいと思います。
今日はこどもプラスの放課後等デイサービスの教室で
提供している運動療育プログラムの中から
「リズムに合わせてグーパー跳び」をご紹介します。
まず、グーパー跳びを練習しておきます。
グーは両腕を曲げて胸の前に付け、
両足を閉じた姿勢です。
パーは両手両足を伸ばして大きく広げた姿勢です。
これを交互に軽くジャンプしながら行います。
このグーパー跳びを、指導者のとるリズムに
合わせて行なってみます。
自分のリズムで動くのではなく、人のリズムに
合わせて動くということがポイントになります。
人のリズムに合わせて動くのは、
子どもにとっては難しいことです。
最初はゆっくりと、無理なくできるようにします。
また、なかなかうまくできない子は、指導者や
上手な子の後ろについて行なうと動きやすくなり、
上達にもつながるので並び方にも配慮します。
この遊びでは、リズムに合わせて手足の動きを
コントロールすることがポイントになります。
集中して、考えながら体を動かすことで
脳が活性化していくので、繰り返し挑戦できるように
したいと思います。
また、こうした良い効果をもたらすためには
子ども達が自主性を持って、楽しみながら取り組むことが
一番大事なことです。
いつも子ども達の様子をしっかり見ながら
より良い療育活動を心がけていきたいと思っています。