療育的な運動支援と学習サポートのこどもプラスつくば教室です。
発達障害や発達の遅れが気になる子ども達では、
それぞれの持つ特性によって
家庭でも保育園や幼稚園、小学校などの集団生活の
場でも、多くの困難さが伴います。
まずは子どもの特徴を理解し、生活しやすい工夫、
考えて行動する機会をつくったり、過去の経験を
生かす方法を学べるような働きかけも大切です。
また、感情をコントロールしやすくする声かけや
そのための取り組みをしたり、
できるだけ小さい時期からコミュニケーションのとり方や
基本的なルールを教えて社会の中で生きる力を育てること。
そして、何よりも子どもの努力や成長を評価して
自信を育みながら関わっていくことがとても大切です。
私たちが行なっている運動療育では、
このような要素を取り込みやすく、効果的に
力にしていくことができます。
今日は、こどもプラスの教室で提供している運動療育
プログラムの中から「ジグザグ歩き&動物歩き」をご紹介します。
ビニールテープや縄などを使ってジグザグのコースを
作り、幅の広いところと狭いところや
角度の大きいところと小さいところなど
変化のあるコースにしておきます。
子どもはこのコースの中だけを
線からはみ出さないようにまずは歩いて進みます。
できたら、次は走って進んでみます。
それだけではすぐに飽きてしまったり、
スピードを出しすぎると怪我にもつながるので、
慣れたら次はクマ、ウサギ、カンガルー、カエルなどの
動物の動きで行います。
ジグザグで、道幅も場所によって違うような
変化のあるコースを動物の姿勢で進むことで、
空間認知力や身体コントロール力などが強く養われます。
次のステップでは、コースの線をヨーグルトのカップなどを
間隔を空けて置いて作ってみたり、
動物の動き以外に後ろ向きで進んでみるなどの
アレンジなどで、より様々な力を育てていきます。
楽しく遊び感覚で行なえる運動あそびに
それぞれの課題を組み合わせながら、
子ども達が必要としていける力をしっかりと
身につけていけるようにサポートしていきたいと思います。