療育的な運動支援と学習サポートのこどもプラスつくば教室です。
イライラしたりストレスを感じている時に
胃が痛くなるという経験は、多くの方がお持ちだと思います。
人はストレス状態が長く続くと体に様々な悪影響が
現れてきますが、これはストレスを受けた時に分泌される
コルチゾールというホルモンが原因です。
実はこのコルチゾールの値が、発達障害を持つ子ども達では
高い傾向にあるということがわかっています。
つまり、常にストレスを感じている状態かもしれないのです。
強いストレス状態では、本来持っている力が発揮しにくく
むしろマイナスの部分が出やすくなってしまうこともあります。
まずはストレスの原因になっているものがあれば
取り除き、安心して過ごせるようにする必要があります。
そして、私たちの教室では運動あそびで楽しく体を動かすことで
子ども達のストレスを発散させながら
それぞれの課題に合った活動を結びつけ、
より効率的に確実に力をつけられるようにサポートしています。
今日は、こどもプラスの放課後等デイサービスの教室で
提供している運動療育プログラムの中から
「障害物片足クマ」をご紹介します。
縄やフープなどを使って障害物のあるコースを作ります。
このコースの中を、四つんばいから膝とお尻を上げた
クマの姿勢から片方の足だけを後ろに上げて、
両手と片足の3本足で歩く片足クマ歩きで進んでいきます。
速く進むことよりも、障害物に手足が当たらないことを
重視して行います。
障害物までの距離を計算して、手足をつく位置を毎回考えながら
動くことで、空間認知力や身体コントロール力が養われます。
腕で体を支える力や腹筋背筋などの体幹の筋力、
首や足の筋力など全身をバランスよく育てられるのが
片足クマ歩きです。
子ども達の育てたい力に合わせていろいろ組み合わせながら、
楽しい活動になるように日々工夫していきたいと思います。