療育的な運動支援と学習サポートのこどもプラスつくば教室です。
ASD、ADHD、LDなど発達障害は
生まれつきのものですが、生まれてすぐに診断が
つくわけではありません。
発達の過程でわかっていくもので、
育てていく中で親御さんや保育者が違和感を感じて
気付くことが多い障害です。
早めに専門家に相談し、療育やペアレントトレーニングを
受けることで、正しい関わり方や困った時の対処法が
わかって子育ての不安や苦労が軽減されたり、
子ども自身も困り感やストレス、不安が減り
生活がしやすくなります。
その上で、その子の長所を引き出し伸ばしていくことで
自信をつけたり、将来につなげていきます。
1人1人の今後の姿を見据えながら、
日々の療育活動を丁寧に行なっていきたいと思います。
今日は、こどもプラスの放課後等デイサービスの教室で
提供している運動療育プログラムの中から
「コウモリ予測じゃんけん」をご紹介します。
まず、鉄棒に逆さまにぶら下がり「コウモリ」になります。
そこから手だけを放して指導者とじゃんけんをします。
予測じゃんけんなので、こちらが何を出すのか
先にヒントを出すので、それに勝つ手を考えて出します。
通常のじゃんけんと違って、予測じゃんけんでは
聞く力や考える力が必要になります。
この逆さまの状態では集中力や判断力が普段より
低下した状態になるので、集中力や判断力を
より効果的に育てることができます。
また、逆さまの世界では見える景色の上下左右が違い、
相手のじゃんけんの手もいつもと見え方が違います。
その状況の中で、目で見た情報をいつもと同じように
処理しようとすることで、脳の客観的にみる力を
育てることにもつながります。
繰り返し経験することで力や感覚をしっかりと
育てていくことができるので、
いつも楽しみながら挑戦できるように
いろいろな工夫をしていきたいと思います。