子ども達のいわゆる問題行動と呼ばれる行動には、
必ず原因があります。
それを正確に見つけて対処していくことで、
本人の困り感が解消され行動の改善にもつながっていきます。
原因を見つけるには、目に見えている行動だけを見ても
なかなか難しく、その背景や理由にしっかりと目を向け
なければ間違った対応をしてしまい、良い方向に向けていく
ことが難しくなってしまいます。
例えば、行動としては同じ「じっとしていられない」でも、
ADHDの特性としての多動ばかりでなく、
睡眠不足や感覚過敏、または感情的なことから起こっている
場合もあります。
家庭や学校での様子なども踏まえて、トータル的に考えながら
サポートしていくことが大切になります。
今日は、教室で提供している運動療育プログラムから
「スキップでマネっこ歩き」をご紹介します。
子ども達は縦1列に並び、一定の間隔を保ちながら
スキップをして進みます。
途中、先頭の子がする手や体の動きをよく見て、後ろの子は
マネをしながらスキップしていきます。
スキップを維持すること、間隔を一定に保つこと、先頭の子を
注視して動きを瞬時に真似することが必要になるので
難易度は高くなりますが、模倣遊びは脳に良い刺激を与え、
社会性を高めることにもつながるので、いろいろなアレンジを
加えて楽しみながら行っていくようにしています。